最終更新:2026年8月26日
オリエントコーポレーション(オリコ)が決算資料で開示する過払金返還額を、最新の会社一次資料まで再確認しました。2027年3月期第1四半期は8億円です。直近の四半期公表値を合計すると、2025年3月期は55億円、2026年3月期は38億円でした。
訂正:旧版では、保存していた古い四半期データの合計と会社の通期公表値に差がありました。例えば2019年3月期を109億円、2020年3月期を84億円としていましたが、会社説明ではそれぞれ110億円、86億円です。旧系列は公開本文から外し、会社資料で再確認できた最新四半期系列へ置き換えました。
最新の四半期推移:2027年3月期1Qは8億円
| 期間 | 過払金返還額 |
|---|---|
| 2025年3月期 1Q | 15億円 |
| 2025年3月期 2Q | 14億円 |
| 2025年3月期 3Q | 14億円 |
| 2025年3月期 4Q | 12億円 |
| 2026年3月期 1Q | 10億円 |
| 2026年3月期 2Q | 9億円 |
| 2026年3月期 3Q | 10億円 |
| 2026年3月期 4Q | 9億円 |
| 2027年3月期 1Q | 8億円 |
2027年3月期1Qの8億円は、前年同期の10億円から2億円、20.0%減です。計算式は (8 ÷ 10 − 1) × 100 です。また、2025年3月期1Qの15億円と比べると7億円、46.7%減少しています。
年度合計では55億円から38億円へ
| 年度 | 四半期公表値の合計 | 前年比 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 55億円 | — |
| 2026年3月期 | 38億円 | -30.9% |
55億円 = 15 + 14 + 14 + 12、38億円 = 10 + 9 + 10 + 9。いずれも2027年3月期1Q決算ハイライトに再掲された四半期値をOtakuwalletが合計。前年比は (38 ÷ 55 − 1) × 100 で再計算しています。
過去の通期公表値
会社の2023年3月期決算資料では、年間過払返還額として2021年3月期77億円、2022年3月期95億円、2023年3月期87億円が示されています。2022年3月期の増加について会社は、一部訴訟案件の返還時期のずれ込みの影響を説明していました。
| 年度 | 会社公表の年間過払返還額 |
|---|---|
| 2021年3月期 | 77億円 |
| 2022年3月期 | 95億円 |
| 2023年3月期 | 87億円 |
2024年3月期については、今回再確認した資料だけで同じ「年間値」を確定できなかったため推計で補完していません。2025年3月期以降は最新資料に掲載された四半期値を別系列として示しています。
この統計の読み方
過払金返還は、過去の貸付取引に由来するレガシーコストであり、現在のカードショッピング取扱高の増減とは直接対応しません。また、返還時期は訴訟・和解等のタイミングの影響も受けるため、1四半期だけで将来の負担を断定しないことが重要です。
信用コストを併せて確認する場合は、オリコの貸倒関係費・延滞発生率をご覧ください。
出典
- オリエントコーポレーション「2027年3月期 第1四半期 決算ハイライト」(過払金返還額は4ページ)
- オリエントコーポレーション「2023年3月期 決算説明資料」(2021-2023年3月期の年間過払返還額)
- オリエントコーポレーション「決算説明資料」
最新到達期:2027年3月期第1四半期(会社資料公表日 2026年7月31日)。確認できない値を前年差などから逆算して掲載しません。

