最終更新:2026年9月25日
最新値:楽天カードのShopping GTVは2026年Q2単四半期で7.1兆円、前年同期比9.4%増。直近12か月(Q2/26 LTM)は27.7兆円、2025年度通期は26.5兆円です。単四半期・直近12か月・年度通期は集計期間が異なるため、同じ指標として混同せずに掲載します。
楽天カードのショッピング取扱高を、楽天グループの公式IRで確認できる2008年度から2025年度までの長期系列で整理します。あわせて、楽天自身が経済産業省統計を基礎に公表してきた市場シェアの推移と、クレディセゾンによる2010〜2019年度の各社推計シェアを分けて掲載します。
重要:楽天カード自身の取扱高実績、楽天がMETI統計を基礎に示した市場シェア、クレディセゾンによる各社推計シェアは、それぞれ定義と作成主体が異なります。本ページでは同一系列として混ぜず、別々に扱います。
楽天カードのショッピング取扱高 2008-2025
楽天グループの決算資料では、楽天カードのショッピング取扱高(Shopping GTV)を管理会計ベースで長期開示しています。2008年度は0.4兆円でしたが、2025年度には26.5兆円まで拡大しました。
| 年度 | ショッピング取扱高 |
|---|---|
| 2008 | 0.4兆円 |
| 2009 | 0.6兆円 |
| 2010 | 0.9兆円 |
| 2011 | 1.3兆円 |
| 2012 | 1.8兆円 |
| 2013 | 2.6兆円 |
| 2014 | 3.5兆円 |
| 2015 | 4.2兆円 |
| 2016 | 5.0兆円 |
| 2017 | 6.1兆円 |
| 2018 | 7.5兆円 |
| 2019 | 9.5兆円 |
| 2020 | 11.6兆円 |
| 2021 | 14.5兆円 |
| 2022 | 18.2兆円 |
| 2023 | 21.1兆円 |
| 2024 | 24.0兆円 |
| 2025 | 26.5兆円 |
公表された丸め値を単純比較すると、2008年度の0.4兆円から2025年度の26.5兆円へ約66倍に拡大しています。同じ丸め値を使った2008〜2025年度の年平均成長率(CAGR)は約28%です。これはOtakuwalletによる参考計算であり、楽天が公表した成長率ではありません。
直近では2025年度が前年比+10.3%。2026年度第2四半期は単四半期で7.1兆円(前年比+9.4%)でした。2026年度Q2は年次値ではないため、上の年次系列には加えていません。
楽天カードの市場シェア推移
楽天は過去のIRで、経済産業省「特定サービス産業動態統計調査(クレジットカード業)」等を基礎に、国内ショッピングGTVの市場シェアを公表してきました。確認できる代表的な時点を並べると、2010年代前半から2020年代前半にかけて大きく上昇しています。
| 基準時点 | 楽天カードの市場シェア | 備考 |
|---|---|---|
| 2012年12月 | 5.8% | 楽天の2023年度資料に掲載された長期推移の起点 |
| 2015年 | 9.2% | 楽天Corporate Report 2020 |
| 2020年 | 18.7% | 楽天Corporate Report 2020の年間シェア |
| 2021年 | 22.5% | 楽天Corporate Report 2021 |
| 2022年 | 23.4% | 楽天Corporate Report 2022 |
| 2023年5月 | 23.6% | 2023年度Q2決算ハイライト |
| 2023年11月 | 23.2% | 2023年度Q4資料 |
各値は基準時点や集計期間が完全には同一ではありません。そのため、厳密な年次連続系列ではなく、楽天が各時点で公表したシェアの代表値として掲載しています。2024年・2025年について、同じ定義で比較可能な楽天公式シェア値を今回確認した資料では特定できなかったため、別統計を使って推測値を補完していません。
長期的には、2012年末の5.8%から2023年には23%台まで上昇しており、楽天カードが国内カードショッピング市場で存在感を大きく高めたことが分かります。
2019年度のクレディセゾン推計シェア
以下は楽天自身の市場シェア開示とは別に、クレディセゾンが「各社公表計数等をベースに、当社独自推計方法により算出」として公表していた、カードショッピング取扱高のイシュアーベース推計シェアです。
| 順位 | 会社・グループ | 推計シェア |
|---|---|---|
| 1 | 楽天カード | 15.5% |
| 2 | 三井住友FG | 12.6% |
| 3 | クレディセゾンG | 12.2% |
| 4 | 三菱UFJ FG | 10.9% |
| 5 | イオンフィナンシャル | 9.1% |
| 6 | JCB | 6.7% |
| 7 | トヨタファイナンス | 4.9% |
| 8 | オリコ | 3.8% |
| 9 | エポスカード | 3.4% |
| 10 | VIEWカード | 3.3% |
| 11 | MIカード | 1.7% |
| 12 | セブン・カードサービス | 1.3% |
| 13 | アプラス | 1.0% |
出典:クレディセゾン決算説明資料。上表は推計シェアをそのまま掲載し、Otakuwalletでは個社取扱高へ再換算していません。
2010-2019年度の各社推計シェア推移
| 会社・グループ | 2010 | 2015 | 2019 |
|---|---|---|---|
| クレディセゾンG | 16.5% | 15.1% | 12.2% |
| 三井住友FG | 17.7% | 14.8% | 12.6% |
| 三菱UFJ FG | 16.8% | 14.1% | 10.9% |
| 楽天カード | 3.2% | 9.1% | 15.5% |
| イオンフィナンシャル | 7.8% | 9.0% | 9.1% |
| JCB | 8.8% | 7.7% | 6.7% |
| オリコ | 4.1% | 3.4% | 3.8% |
Flourishの元データは2010〜2019年度の13社・グループ全系列をシェア(%)で保持しています。HTML表は主要社を抜粋しています。
2つのシェア系列は別物
楽天自身が公表する市場シェアは、経済産業省統計を基礎に楽天が算出した系列です。一方、クレディセゾンの表は各社公表値等を基礎にクレディセゾン独自の推計方法で作成したイシュアーベースの系列です。
例えば2019年度のクレディセゾン推計では楽天カード15.5%ですが、これを楽天自身のMETIベースのシェア系列と直接接続して増減を計算することはしません。作成主体・定義・対象範囲が異なるためです。
定義と注意点
- 楽天カードのShopping GTVは楽天の管理会計ベースです。楽天自身が財務データシートの定義とは異なると注記しています。
- 楽天の市場シェアは経済産業省のクレジットカード業統計を基礎にした値で、基準月・基準年が資料ごとに異なる場合があります。
- クレディセゾン推計は各社公表計数等を基礎とした独自推計です。
- 異なる系列をつないで「公式な連続市場シェア」として扱わないでください。
現在の業界全体を会社系統別に見る場合は銀行系・信販系のクレジットカード取扱高の推移、市場全体の規模・発行枚数は日本のクレジットカード市場規模、支払方式別はクレジットカード支払方式別の利用動向をご覧ください。
一次資料
- 楽天グループ FY2022 Q4資料(2008〜2022年度のShopping GTV長期系列)
- 楽天グループ FY2023 Q4資料(2023年度GTV、2012〜2023年のGTVシェア推移)
- 楽天グループ FY2024決算ハイライト(Shopping GTV 24.0兆円)
- 楽天グループ FY2025決算ハイライト(Shopping GTV 26.5兆円)
- 楽天グループ Corporate Report 2020(2015年9.2%、2020年18.7%)
- 楽天グループ Corporate Report 2021(2021年22.5%)
- 楽天グループ Corporate Report 2022(2022年23.4%)
- 楽天グループ 2023年度Q2決算ハイライト(2023年5月23.6%)
- クレディセゾン 2019年度シェア掲載資料
