2025年、クレジットカード&キャッシュレス業界はどう変わる?~PayPayからANAマイル、そして「クレカ(タッチ決済)で乗車」まで最新トレンドを総まとめ~


キャッシュレス決済が日本で本格化して数年、2025年はさらに大きな転換点が訪れそうです。この記事では、2024年までの動きを踏まえつつ、2025年に注目すべきクレジットカードやQRコード決済、交通系タッチ決済などの最新トレンドをまとめました。どんなサービスが“改悪”され、どんなサービスが“爆上げ”されるのか? ぜひ今後の利用プランの参考にしてみてください。


1. PayPayがユーザー囲い込みを本格化!

2023年5月の「他社クレジットカード利用停止」発表からスタートしたPayPay/ソフトバンクグループの動き。ユーザーの反発を受けて停止時期は2025年1月まで延期されましたが、最終的に2024年末に「他社クレカ利用停止」を撤回。2025年夏以降は改めて他社クレカが使えるようにする方針を打ち出しました。
しかし、新しい決済方法の導入にともない、手数料が発生する可能性も取り沙汰されています。実質的に「PayPayカードを使ったほうがおトク」という流れに誘導されそうで、業界では“囲い込みの本格化”と見られています。

◆ LINE Payは2025年4月末で終了

ソフトバンクとLINEの経営統合の影響で、2025年4月末にはLINE Payのサービスが完全終了。これに伴い、LINE Pay残高をPayPay残高に移行する手続きが案内される見込みですが、多くのユーザーが混乱しそうです。LINE Payユーザーのなかには別のQRコード決済や電子マネーに乗り換える動きも出てくる可能性が高いでしょう。


2. 楽天×みずほ銀行の提携で「みずほ楽天カード」が登場

楽天ポイント経済圏は引き続き拡大の姿勢。2024年12月にはみずほ銀行との提携カード「みずほ楽天カード」が発行されました。

  • みずほ銀行の口座を引き落とし口座に設定する必要がある
  • みずほマイレージクラブの特典が受けられる
  • ATM・振込手数料が優遇される
    など、「みずほユーザー」にメリットのあるカードになっています。

楽天としては自社に楽天銀行があるため、他行との提携には慎重な面もありましたが、3大メガバンクの一角と組めたのは大きい様子。一方で「楽天銀行ユーザーがみずほ楽天カードを作りたくなるか?」というジレンマもあり、グループ内でどのように差別化を図っていくかが見どころです。


3. dカード、Pontaポイントも大攻勢

◆ dカード PLATINUM

ドコモは2024年11月に「dカード PLATINUM」を発行開始。

  • 年会費2万9700円
  • 還元率最大20%(超ヘビーユーザー向けの条件付き)
  • レストラン優待やプライオリティパスなど豪華特典
    ハイエンド路線で、ドコモ/dポイントをがっつり使う層を囲い込みにかかります。

◆ Pontaポイント経済圏が“台風の目”に?

au・ローソン・リクルート・三菱UFJニコスが合流したPontaポイントは、巨大グループによる新体制が動き出してからまだ日が浅く、2025年~2026年頃にかけて多方面で新サービスが出る可能性が高まっています。すでにKDDIは新料金プラン「auマネ活プラン+」でPontaポイントを強化中。うまく連携が進めば、楽天ポイントやdポイントに匹敵する大規模経済圏として台頭するかもしれません。


4. 航空マイルが“復活”の狼煙!ANA新カードに注目

コロナ禍では飛行機そのものの運航が減少し、マイラーにとっては厳しい期間でした。しかし、世界的な渡航需要の回復とともに、航空各社が“マイル再興”に力を入れ始めています。中でもANAが2025年に発行予定の2種類のカードが要注目。

◆ ANA JCB CARD FIRST(2025年1月頃登場)

  • 18~29歳限定で年会費無料
  • マイル還元率1%(従来の0.5%から倍増)
  • 入会&継続ボーナス3000マイル
  • 年間利用額100万円超で追加5000マイル(合計1万8000マイル相当も狙える)
  • 5年間限定で、満30歳時などにはANA JCB一般カードへ自動切替

「若者向けに“超”お得なマイル制度を提供して、将来の優良顧客にする」というANAの戦略が垣間見えます。

◆ ANA JCB CARD Precious(2025年3月頃登場)

  • ANAワイドゴールドカードを年間300万円以上利用している人が招待制で入会
  • 年会費3万9600円
  • マイル還元率1.0~1.2%/プライオリティパス付帯
  • 入会・継続時ボーナス5000マイル

上級会員層を狙ったリッチなカード。コロナ禍後の海外旅行需要を後押ししそうです。

ANA Payにも注目

ANAはマイルを電子マネーとして使える「ANA Pay」にも注力しており、わずか1年5か月で利用者数100万人を突破。マイルが“飛行機に乗るため”だけでなく、日常の買い物や旅行先でのお土産購入など多角的に使える“旅行通貨”へ進化する可能性も秘めています。


5. クレカのタッチ決済が交通機関で本格普及

最後に、2025年のキャッシュレス分野でも特に大きく変わりそうなのが「交通分野」。三井住友カードが主導する「stera transit」は、Visa・JCB・Mastercardなどのタッチ決済対応クレジットカードやスマホを改札にかざすだけで乗車できる仕組みを進めています。

◆ 関西の主要私鉄&大阪メトロが参加

南海電鉄での実証実験を皮切りに、現在は全国32都道府県130の公共交通機関が導入。今年10月には大阪メトロ、近鉄、阪急、阪神が加わり、合計548駅でもタッチ決済が利用可能に。大阪万博を追い風に、2025年末までに全国でシェア7割を目指すとのこと。

メリット:ポイントが直接貯まる

Suicaなど交通系ICカードの場合、カードによってはチャージ時のポイントが付かなかったり少額だったりしますが、クレジットカードのタッチ決済なら通常の買い物と同じようにポイントが付与されるのが大きなメリット。また、三井住友カードによる「利用額の半額キャッシュバック」などのキャンペーンも期待できます。

JR東日本の対抗策:Suicaの大刷新

当然、交通分野といえばSuicaが黙っていません。JR東日本はタッチレスの改札“ウォークスルー改札”の導入やSuicaチャージ上限の撤廃を計画中。単なる技術競争を超え、乗客体験や旅そのものを充実させる新サービスが生まれてくる可能性があります。


まとめ

2025年に向け、クレジットカードやキャッシュレス決済の世界は「ユーザー囲い込み」「提携強化」「マイルの復活」「交通系との連携拡大」と、さまざまな動きが交錯しています。PayPayの他社クレカ取り扱い問題やLINE Pay終了は混乱が予想されるものの、三井住友カードやANA、楽天とみずほ銀行の大型提携など、利用者にメリットをもたらす施策も次々と登場。

1枚のカードや1つのアプリで、ショッピング、乗車、旅行、ポイント交換が完結する未来がもうすぐそこに来ているのかもしれません。今後は「どの決済手段を選ぶと、最終的に自分が一番得をするのか?」をしっかり見極める必要がありそうです。

みなさんも、2025年に向けての準備を早めに始めてみてはいかがでしょうか。自分のライフスタイルにぴったりのカードや決済手段を選んで、より便利でお得なキャッシュレスライフを送りましょう!

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