JCBブランドのビジネスモデル(日本国内)

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公正取引委員会は、「クレジットカードの取引に関する実態調査報告書」を公表し、経済産業省も「キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備検討会」の結果を公表しました。これらの報告書では、国際ブランドにおけるイシュア手数料の料率を公開することが透明性の向上と公正な競争環境の確保につながるとしています。

2023年6月、JCBからもクレジットカードの加盟店手数料のイシュアとアクワイアラの配分率が公開されています。この配分率の公開は、加盟店手数料の仕組みを明らかにし、市場全体の透明性を高める効果があるとのこと。

https://www.meti.go.jp/press/2023/06/20230601002/20230601002.html

https://www.global.jcb/ja/about-us/business-area/brand/

カード決済に関わる主なプレーヤーについて

  • クレジットカードの決済に関わる主なプレーヤーは、消費者(カード会員)、カード発行会社(イシュア)、加盟店、加盟店契約会社(アクワイアラ)、そしてカードブランドの5つです。
  • アクワイアラは、新しい加盟店を獲得し、既存の加盟店を管理する役割を担っています。彼らはセキュリティ対策や決済ネットワークの維持、加盟店の売上促進支援などを行っています。
  • イシュアは、クレジットカードを発行する主体です。彼らは不正利用に対する対策や、カード会員に対する優待やポイントサービスなどのさまざまなサービスを開発・提供しています。
  • カードブランドは、世界中でカード決済が可能なインフラ・ネットワークを所有しており、そのネットワークの使用ライセンスを世界中のカード会社に提供しています。彼らの存在によって、国際的なカード決済がスムーズに行われています。

日本国内における加盟店手数料の配分について

  • 国内の加盟店手数料は、イシュアとアクワイアラの間で配分されています。この手数料は、仕組みやサービスの維持・提供のために必要です。一般的な配分率は、イシュアが3:アクワイアラが1の割合です。ただし、イシュアへの配分は固定料率ではありません。

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