番号盗用を国内・海外で見る:不正対策の優先順位(2024-2025/9)

セキュリティ

番号盗用は「国内か海外か」を見ると、対策の優先順位が決まる

クレジットカードの不正利用のうち、インターネット取引を中心に発生しやすいのが「番号盗用」です。 この番号盗用は、被害の発生場所を国内海外に分けて見ることで、 「どこに対策コストを置くべきか」「越境取引をどう扱うか」が判断しやすくなります。

国内・海外別内訳で分かること

  • 国内:国内加盟店・国内向けECを中心に起きる番号盗用の状況(国内取引の守り方)
  • 海外:越境取引や海外加盟店での番号盗用の状況(越境の穴・換金ルートの傾向)
  • 四半期推移:繁忙期・キャンペーン期など、リスクが高まりやすい局面の把握

実務的な読み方(更新不要の考え方)

  • 国内比率が大きい場合: 「国内ECの本人認証・不正検知・アカウント保護」が最優先課題になりやすい
  • 海外比率が伸びる局面: 「越境取引の承認ルール・追加認証・国/加盟店カテゴリ別の制御」を強化するサイン
  • 総額より“構成”が示唆的: 被害総額は市場拡大と連動しやすいため、国内/海外の構成変化を見て打ち手を更新する

事業者向け:すぐに効く対策チェックリスト

  • 本人認証の最適化(例:EMV 3-Dセキュアの適切運用、リスクベース認証の活用)
  • 不正検知の強化(端末・行動・IP・速度・金額・商材などの組み合わせで判定)
  • アカウント保護(不正ログイン対策、パスワード再設定・OTPの悪用対策)
  • 越境取引の制御(国・地域・加盟店カテゴリ別ルール、追加認証の付与)
  • 運用設計(監視→一次対応→調査→改善のサイクル、チャージバック削減)

消費者向け:被害を減らす行動

  • フィッシング対策(怪しいSMS/メールのリンクを踏まない、公式アプリ/公式URLから確認)
  • 利用通知の設定(少額でも即時検知できるようにする)
  • 明細確認の習慣化(定期的にチェックし、異常があれば早期連絡)

まとめ

番号盗用の統計は「国内・海外の内訳」を見ることで、対策の主戦場が明確になります。 本記事の考え方(読み方・打ち手)は年次更新に左右されにくいので、 最新の数値は公表資料の<参考2>を参照しつつ、対策の優先順位づけに活用してください。

出典:https://www.j-credit.or.jp/information/statistics/download/toukei_03_g.pdf

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