通販・EC市場、13兆円の大突破！ – 2023年度通販市場売上高調査

JADMA発表：前年比6.7％増加、堅調な成長を示す

8月27日、公益社団法人日本通信販売協会（JADMA、梶原健司会長）が2023年度（2023年4月 – 2024年3月）の通販市場（ECを含む）の売上高に関する調査結果を発表しました。その速報値によると、売上高は前年に比べて8,500億円増加し、合計13兆5,600億円に達しました。具体的なデータと現在の市場動向について以下で詳しく見ていきましょう。

売上高増加の背景と詳細

前年比6.7％増、金額ベースで8,500億円の増加

2023年度の通販市場の売上高は13兆5,600億円となり、前年比6.7％増加しました。これはアフターコロナの影響での店舗販売やインバウンド需要の回復、また物価高騰の影響も一因と考えられます。

過去10年の堅調な成長

平均成長率8.8％、25年連続の増加

過去10年間の通販市場の平均成長率は8.8％となり、1998年度のマイナス成長以降、25年間連続して増加しています。今年度の6.7％の成長は、昨年度の10.9％には及ばないものの、例年並みの安定した成長を示しています。

市場の特徴と将来の展望

BtoBとモール系の堅調な成長

通販・EC市場において特に堅調なのはBtoBビジネスとモール系のECプラットフォームです。さらに、食料品（健康食品を含む）や雑貨といった商材が比較的好調に推移しています。

今後の市場の期待と戦略

このように、通販・EC市場は今後も堅調な成長が期待されます。企業はこの成長を活かし、さらに顧客満足度を高めながら市場シェアの拡大を図ることが求められます。新たなトレンドや消費者ニーズに柔軟に対応することで、市場での成功が期待されます。

(C)JADMA
※推計値は物販を中心とした当協会の会員企業の売上に、有力非会員355社の売上を加えて算出しております。なお、協会では、通販会社の「売上ランキング」は発表していません