最終更新:2026年8月25日
日本クレジット協会の最新公表では、2026年第1四半期(1〜3月)のクレジットカード不正利用被害額は113.6億円、不正利用発生率は0.033%でした。内訳は番号盗用106.0億円、偽造カード1.5億円、その他6.1億円です。
2026年第1四半期の最新値
| 指標 | 2026年Q1 |
|---|---|
| ショッピング信用供与額(速報値) | 343,297億円 |
| 不正利用被害額 | 113.6億円 |
| 不正利用発生率 | 0.033% |
| 番号盗用被害額 | 106.0億円(93.3%) |
| 偽造カード被害額 | 1.5億円(1.3%) |
| その他不正利用被害額 | 6.1億円(5.4%) |
発生率は「113.6億円 ÷ 343,297億円 × 100」で再計算すると約0.0331%となり、公表値0.033%と一致します。また、内訳の1.5億円+106.0億円+6.1億円=113.6億円で総額とも一致します。
重要:2026年から調査方法が変更
2026年から日本クレジット協会は不正利用被害実態調査を見直しました。四半期調査は「主要事業者ベース」とされ、対象会社数が40社から48社へ拡大しています。さらに年次では登録包括信用購入あっせん業者全社を対象とする「年次調査(全社ベース)」が新設されました。
このため、2026年Q1の113.6億円を2025年Q1などと単純に前年同期比較するのは適切ではありません。本ページでは、2025年までの年次系列と2026年以降の四半期系列を明確に分けて扱います。
2025年通年の確定値
- 不正利用被害額:510.5億円
- クレジットカードショッピング信用供与額:1,345,861億円(134兆5,861億円)
- 不正利用発生率:0.038%
- 番号盗用被害額:475.4億円(93.1%)
- 偽造カード被害額:7.2億円
- その他不正利用被害額:27.9億円
1997-2025年の不正利用被害額
以下のFlourishグラフでは、2025年までの年次被害総額と「番号盗用」「偽造」「その他」の内訳を長期で確認できます。2026年以降は調査方法が変わったため、この年次系列にはまだ接続していません。
直近3年の年次内訳
| 年 | 被害総額 | 番号盗用 | 偽造 | その他 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年 | 540.9億円 | 504.7億円 | 3.1億円 | 33.1億円 |
| 2024年 | 555.0億円 | 513.5億円 | 5.9億円 | 35.6億円 |
| 2025年 | 510.5億円 | 475.4億円 | 7.2億円 | 27.9億円 |
番号盗用が不正の中心
2025年は番号盗用が不正利用被害全体の93.1%を占めました。2026年Q1も主要事業者ベースで93.3%です。調査方法は変わりましたが、番号盗用が現在のカード不正対策の中心テーマである点は変わりません。
番号盗用の国内・海外別内訳は、「番号盗用被害の国内・海外別推移」で四半期ごとに追跡しています。
不正利用発生率の年次推移
| 年 | ショッピング信用供与額 | 不正利用被害額 | 不正利用発生率 |
|---|---|---|---|
| 2019年 | 734,311億円 | 274.1億円 | 0.037% |
| 2020年 | 744,576億円 | 253.0億円 | 0.034% |
| 2021年 | 810,173億円 | 330.1億円 | 0.041% |
| 2022年 | 937,926億円 | 436.7億円 | 0.047% |
| 2023年 | 1,057,272億円 | 540.9億円 | 0.051% |
| 2024年 | 1,168,924億円 | 555.0億円 | 0.047% |
| 2025年 | 1,345,861億円 | 510.5億円 | 0.038% |
出典
- 日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害実態調査方法の見直し及び2026年第1四半期集計結果について」(2026年6月30日)
- 日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の集計結果について」(2026年3月6日)
本ページは日本クレジット協会の四半期・年次公表に合わせ、同じURLで継続更新します。次回の2026年第2四半期集計結果は2026年9月7日に公表予定です。

